アメリカ株や中国株を始めるのに良い証券会社について、これまでの経験をもとに具体的な証券会社の長所・短所を中心にまとめてみました。
アメリカ株や中国株を購入できる証券会社は、この数年でかなり増えましたが、これまでの経験から以下の会社から選ぶのが良いと思います。
■アメリカ株・中国株を始めるのに良い証券会社 一覧
★楽天証券
①取扱い銘柄数
アメリカ株 1,084
中国株 879
他にインドネシア、タイ、マレーシア、シンガポール株
②売買手数料
約定代金の0.45%
(5~20ドル)
③長所
中国株で上海A株の取引が可能
アメリカ株や中国株の個別企業の企業分析レポートが
充実していて、有望株を発掘することもしばしば
④短所
競合他社に比べ取扱い銘柄数が少ないこと
★SBI証券
①取扱い銘柄数
アメリカ株 1,152
中国株 1,386
他に韓国、ロシア、ベトナム、インドネシア、タイ、マレーシア、シンガポール株
②売買手数料
約定代金の0.45%
(5~20ドル)
③長所
他社では取扱いが少ない韓国、ロシア、ベトナム株の取引が可能
④短所
競合他社に比べ投資情報が弱い
★マネックス証券
①取扱い銘柄数
アメリカ株 3,072
中国株 2,072
②売買手数料
約定代金の0.45%
(5~20ドル)
③長所
アメリカ株、中国株とも取扱い数が圧倒的に多い
④短所
アメリカ株、中国株以外の外国株の投資ができないこと
★野村証券
①取扱い銘柄数
アメリカ株 約4,000
中国株 約1,200
②売買手数料
売買代金より異なる。
売買代金の7万1000円以下の場合は10.8%
③長所
アメリカ株の取扱い数が業界一
個別銘柄情報等投資情報が充実
④短所
売買手数料が割高
私は中国株について、10年以上前に取り組み始めました。そのときは、ネット証券で中国株を扱っている会社はありませんでした。
それで、中国株に早くから力をいれていた東洋証券で口座を開設、現在に至っています。
ただ、東洋証券は支店が少ないのがネックです。
私は、たまたま近くに支店がありましたので、取引するようになりました。
近くに支店がないと利用は難しいと思います。
現時点でも中国株に関する情報は、他社に比べ充実しています。
中国株をリアル証券でというのであれば、東洋証券をおススメします。
■まとめ
アメリカ株や中国株を始めるのに良い証券会社というのは、利用する際に何を重視するのかによって違ってきます。
アメリカ株の取扱い銘柄数に着目するなら野村証券ということになりますが、売買手数料を重視するなら、SBI・マネックス・楽天のいずれかになります。
ただ、アメリカ株に関して言えば、アップル、フェイスブック、アマゾン、グーグル等の日本人にもなじみのある企業の投資を検討されているのであれば、上記の4社のどの社でも売買可能ですので、銘柄数の多少はあまり問題にならないと思います。
逆に将来のグーグル・アマゾンといったテンバーガー(10倍株)を見つけたいというのであれば、野村かマネックスをおすすめします。
中国株についても同様です。
誰も知らないような中国企業に投資するというのでないのであれば、手数料の観点からネット証券から選択することをおすすめします。
私はネットでは、アメリカ株を中心に楽天証券を利用していますが、最大の短所であった手数料の高さが最近、値下げされ、他のネット証券と同レベルになりましたので、利便性が向上しました。
楽天証券は、巷のマネー雑誌や書籍から得ることのできないアメリカ株や中国株の情報が現地レポートという形で提供される点に魅力を感じ、利用しています。
外国株は、日本株と違いどうしても情報が不足がちですので、充実した投資情報は価値を感じています。
ただ、投資情報に関しては野村証券の質と量には太刀打ちできないと思います。
充実した投資情報という観点で選ぶのであれば、一に野村証券、二に楽天証券ということになります。
特にこれからアメリカ株や中国株に初めて投資するというのであれば、上記のネット証券の中から選べば問題なく取引ができると思います。