このところ、株関連の雑誌やノウハウ本でテンバガー株、要するに株価が10倍になる株を競って取り上げています。
2017年8月20日発行の日経ヴェリタスでも”株価10倍 テンバガーを探せ”という特集を組んでいました。
ヴェリタスでは、テンバーガー候補を”絶対優位型”、”囲い込み型”、”波乗り型”の3つに区分して紹介していました。
そのうち、”絶対優位型”に分類されていたジャスダック市場のMiPOX(5381)が、21日の市場で80円高でストップ高となりました。
これは、明らかにヴェリタスの影響です。
■MiPOX(5381)とは
MiPOXという会社、全く知りませんでしたが、研磨フィルム、液体研磨剤(スラリー)、研磨装置まで、 幅広い研磨材を提供している企業です。
といってもこの分野、全く知りませんので、記事を読んでも、MiPOXがテンバーガー候補であることが今一つ理解できませんでした。
新興企業かと思いましたが、1941年創業の古い企業。
突如、大噴火といった感じです。
私は基本的に自分が理解できるビジネスを手掛ける企業にしか投資しませんので
購入するつもりはありませんが、ヴェリタスの影響をまざまざと見せつけられた感じです。
■日経ヴェリタスで紹介されたテンバーガー候補で知っているのは3社だけ
ちなみに日経ヴェリタスでは、テンバーガー候補として14社リストアップしていますが
そのうち、知っているのはKLab(3656)とベリサーブ(3724),瑞光(6279)の3社だけでした。
自分がこれはいけるのではと思っている企業は一つもありませんでした。
自分の分析がまだまだ甘いということでしょう。
日経ヴェリタスの記事を鵜呑みにするつもりはありませんが、自分が全く知らなかった有望企業を知ることができたのは収穫だと思っています。