中国政府肝いりの国策AI企業の代表格のアイフライテック(科大訊飛)が 10株につき5株の株式分割(無償交付)を実施することを明らかにしました。
今回の株式分割(無償交付)は、アイフライテック(科大訊飛)の2017年12月本決算を公表した際に現金配当と共に公表されたものです。
株式分割(無償交付)や現金配当の権利落ち日等詳細は未定となっています。
■アイフライテック(科大訊飛)の株式分割(無償交付)概要
・現金配当:10株につき1元
※権利落ち日:未定
・株式分割(無償交付):10株につき5株
※権利落ち日:未定
アイフライテック(科大訊飛)は、将来のテンセントと目される等、中国の次世代のAI企業の代表格とされていますが業績については、現状では今一つといった状況です。
今回、公表された株式分割(無償交付)は、10株につき5株とかなりの好条件です。
株式分割後は、しばらく株価が下がりがちになることも考慮したとしても長期的には期待できるのではないかと思います。
■テンセントを意識?
最近、中国株で大化け銘柄として知られるテンセントも過去、株式分割と株価上昇により、急速に時価総額を増大させ、株主に少なからず利益をもたらしています。
アイフライテック(科大訊飛)については、このところ、株価は足踏み状態となっています。
今回の株式分割は、自社の投資対象としての魅力度をアップさせることで、株価への追い風にしたいという経営陣の思惑もあるのではないかと思います。
もしかしたら、同じ深センに本社があるテンセントを意識しているのかもしれません。
いずれにしても、アイフライテック(科大訊飛)の動向は、定期的にチェックしていく価値はありそうです。