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楽天証券ユーザーが投資の神様バフェットが見捨てたデルタ航空を救う?

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私がアメリカ株を初めて投資したのは、もう10年以上前、楽天証券を通じてグーグル株を購入しました。

今でこそ、どの証券会社でもアメリカ株を取り扱うようになっていますが、当時は楽天を含め数社でしか取引ができませんでした。

以来、楽天証券を利用し続けています。




楽天証券は、顧客サービスとしてアメリカ株に関する情報を充実させており、参考にすることが多いですが、中でも興味深いのが毎月、公表される米国株式買付者数ランキングです。

このランキングは、楽天証券内におけるユーザーのアメリカ株の売買動向をまとめたもので、自分以外の投資家がどのような銘柄を売買しており、どんな銘柄に人気が集まっているのかを知ることができます。

2020年4月米国株式買付者数ランキングは、以下の通りです。

■楽天証券内の2020年4月米国株式買付者数ランキング

1SPDR
ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF ETF、高配当株式

2KO  
コカ・コーラ 飲料、長期連続増配、ディフェンシブ

3AT&T 通信、高配当、長期連続増配

4VYM バンガード・米国高配当株式ETF ETF、高配当株式

5HDV iシェアーズ コア米国高配当株 ETF ETF、高配当株式

6GILD ギリアド・サイエンシズ バイオ医薬品、新型コロナ治療薬

7XOM エクソンモービル 石油、高配当

8DAL デルタ航空 航空

9VOO バンガード・S&P 500 ETF ETF、S&P500

10ZM
ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ IT、ビデオ会議、テレワーク
注釈:楽天証券内買付者数ベース。2020年4月1日~4月30日、国内約定日ベース。




ランキングをみると半分は、コカ・コーラ、AT&Tの高配当・連続配当株と高配当株 ETFがしめています。

アメリカ株に高配当を求める投資家が多いことが窺えます。

一方、それ以外で注目はギリアド・サイエンシズ、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズとデルタ航空です。

ギリアド・サイエンシズは、新型コロナウイルス治療薬候補のレムデシビルの開発を行っていることで一躍、世界中で注目を集めている企業です。

楽天証券によれば、ギリアド・サイエンシズは、買付者数のランキングで前月の47位から6位まで上昇と文字通り、赤丸上昇となっています。

ズーム・ビデオ・コミュニケーションズは、コロナによる在宅勤務・自粛生活でオンライン飲み会等ですっかり、日常生活に浸透したビデオ会議システムZOOMを提供する企業。

一時期、セキュリティーに問題があることが発覚したことで、株価は大きく下げましたが、その後は再び上昇に転じています。

このズームのセキュリティー問題に関しては、オンライン飲み会で使う程度であれば、そもそも漏洩して大変なことになるような機密情報とは無縁ということで、ユーザー間では、それほど問題視されていません。

ズーム・ビデオは、去年、公開されたばかりのIPO企業ですが、4月30日からナスダック100指数の構成銘柄に採用されたことで、今後も投資家の熱い視線を浴びそうです。

私がランキングの中で最も興味をもったのは、8位のデルタ航空です。

コロナパンデミックで大打撃をうけた航空業の代表的な存在であるデルタ航空の株価は、1月の直近高値62ドル台から22ドルほどまでに下落。

デルタ航空はバフェットも投資する銘柄として広く知られていました、5月2日のバークシャー・ハザウェイの年次株主総会で、保有していた航空株を4月に全て売却したことを明らかにしました。

恐らく、楽天証券内ユーザーは、このバフェットの行動は知らずに、デルタ航空の復活を願って?底値狙いの逆張りで投資したのではないかと思います。

投資方法には色々ありますが、アマゾン等の成長株志向の私は、復活狙いの投資はしませんので、興味深いです。

その後、デルタ航空は、アメリカ政府による支援にもかかわらず、最近の株価は19ドル台前後で横ばい。

見方によっては、これ以上下落しないとも思えますが、それでも投資の神様バフェットが見捨てた?というインパクトは大きいです。

今後、デルタ航空の動向は第三者の視点で注目していくつもりです。



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