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名南M&A(名古屋セントレックス)が株価が2日連続ストップ高となった背景とは?

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名南M&A(名古屋セントレックス)が株価が2日連続ストップ高となった背景について、わかりやすくお伝えします。

名古屋を地盤とするM&A専門会社の名南M&Aの株価が5月14日、15日の2日連続でストップ高となりました。

名南M&Aは、名古屋セントレックス市場に2019年12月2日に新規上場したばかりのIPO企業です。

上場初日に2,900円で売買がスタートしました。

その後、2020年に1月15日に4,850の高値をつけたあと、コロナショックの影響で、3月には1,990円の最安値となりましたが、その後、徐々に株価水準を切り上げていました。



名南M&Aの株価が5月14日、15日の2日連続でストップ高となった背景とは?

名南M&Aは、5月13日に20年9月期第2四半期の業績を発表しましたが、その時点での累計の経常利益が4.4億円となり、通期の計画の2.1億円を2倍以上上回るという、サプライズ決算ということで、買いが殺到しました。

しかし、名南M&Aは、同じグループ会社の名南経営コンサルティングが7割弱株を保有していることもあり、売りに出される株数が極端に少ないことから、急増した買いを吸収する売りが出てこないことで、株価が5月14日、15日の2日連続でストップ高となりました。

名南M&Aは、5月15日時点で時価総額69.5億円に過ぎませんが、同業トップの日本M&Aセンターの時価総額が約6000億円となっていることと、今後、全国的な中小企業の後継者難から、M&Aのニーズは増えていくのは確実ですので、テンバーガーも狙えるのではないかと思っています。

名南M&Aは、名古屋を本拠にビジネスを展開している”税理士・司法書士・社労士・弁護士等の専門家からなる、”名南コンサルティングネットワーク”の一員という位置づけになっています。

そのため、ネットワーク内の名南経営コンサルティングが筆頭株主になっています。

以下のように”名南コンサルティングネットワーク”は、多岐にわたる専門集団のネットワークを形成しています。

名南M&Aは”名南コンサルティングネットワーク”の一員ということで、様々なルートでM&A案件情報が入手できるという強みがあります。

また、ネットワーク内に専門性の強い相談相手がいることで、自社に専門家がいなくても顧客の様々な課題を解決できるという強みもあります。

名南コンサルティングネットワークを構成する企業一覧

税理士法人 名南経営

名南経営コンサルティング

社会保険労務士法人 名南経営

弁護士法人 名南総合法律事務所

司法書士法人 名南経営

行政書士法人 名南経営

株式会社リーガルマネジメント名南

株式会社名南財産コンサルタンツ

名南M&A 株式会社

株式会社名南メディケアコンサルティング

株式会社名南経営グローバル・パートナーズ

株式会社 名南ネットワーク

株式会社 名南ビジネスマッチング

他に中国・ベトナムに現地法人

名南M&Aの株を購入する方法

名南M&Aは、東証マザーズではなく、名古屋証券取引所管轄の名古屋セントレックス市場に上場しているということもあり、多くのネット証券では取り扱いがされていません。

私の知る限り、ネット証券で購入できるのは、カブドットコム証券と岡三オンライン証券です。

対面式の証券会社であれば、どの証券会社でも購入できます。

まとめ

M&Aビジネスは、明るい先行きが見通せない業界が多いなかで、数少ない有望業種だと思います。
名南M&Aが地盤とする東海地方は、トヨタ自動車の本拠地ということもあり、全国で一番、機械業をはじめとした中小のメーカーが集積しているエリアです。

これまでにあるようでなった、地域特化型のM&Aビジネス上場企業として注目する価値はあるのではないかと思います。



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