ひふみ投信は、独立系の投信会社レオス・キャピタルワークスが設定・運用して、長期間にわたり、運用成績が優れていることで個人投資家に根強い人気があります。
ひふみ投信は、月単位で、どの企業にどのくらいのウエイトで運用しているのかを公開していますが、2017年7月度の運用先企業のシェア4位にマイクロソフトが登場していました。
■ひふみ投信の2017年7月度の運用先企業のシェア
※レオス・キャピタルワークスHPのひふみ投信の運用成績から抜粋
1.東京センチュリー(東証1部)組み入れ比率2.2%
2.あいホールディングス(東証1部)組み入れ比率1.7%
3.ルネサスエレクトロニクス(東証1部)組み入れ比率1.6%
4.マイクロソフト(アメリカ ナスダック)組み入れ比率1.6%
ひふみ投信というと私は保有していませんが、日本株を対象にした運用で知られているだけにそもそもアメリカ株を運用対象にしていること自体、意外な感じがしました。
ただ、今年に入り、アマゾンも一時組み入れ比率上位に出ていたことがあります。
■なぜマイクロソフトなのか?
最高投資責任者の藤野 英人氏はその著書等で、運用先の社長には必ず面会すると書かれていましたが、マイクロソフトの総帥ビルゲイツ氏に実際に会ったうえで、運用対象にしたのか気になるところです。
さらにいえば、アマゾンやグーグルならまだわかりますがなぜ、全盛期を過ぎたとみられているマイクロソフトなのかという印象をぬぐえません。
この1か月以内の日経新聞でアメリカ在住の記者がビルゲイツ氏に”成長が滞っているのではないか”とダイレクトに尋ねたところ、もの凄い形相で”成長が滞っている証拠を出してみろ”とまくしたてられたという内容の記事を目にしました。
私自身もマイクロソフトについて”終わった企業”ととらえていますが、もしかしたら投資のプロには素人にはわからない将来性が見えるのかもしれません。
今後、マイクロソフトの株価を含めた動向をウオッチしていくつもりです。