メキシコペソ/円(MXN/JPY)は、2022年4月4日(日本時間)も上昇基調でした。
メキシコペソ/円(MXN/JPY)は、ロシアのウクライナ侵攻以降、基本的に上昇基調にあります。
その理由はメキシコが産油国であるからです。
また、メキシコペソ投資の魅力である金利については、メキシコ銀行(中央銀行)が2022年3月24日に開催された
金融政策決定会合で、政策金利を0.5%引き上げて6.5%にしました。
メキシコペソの利上げは7会合連続です。
メキシコ銀行(中央銀行)は、利上げの理由について「世界的な金融引き締めの動きと地政学リスクによるインフレ圧力の高まりを考慮した」
と発表しています。
メキシコペソ/円(MXN/JPY)は、2020年3月にコロナショックで最安値を付けた以降、上昇に転じ、しばらくの間5円台でのレンジ内で推移が続いていました。
2022年3月に6円台を突破してから、上昇を早め、一時、メキシコペソ/円(MXN/JPY)=6.23円となりました。
メキシコペソは2015年にはメキシコペソ/円(MXN/JPY)=8円台をつけていましたが、さすがに8円台まで一本調子で上昇していくことはないのではないかと思います。
ただ、メキシコペソは、上昇基調の過程で短期的に大きく値を下げることを繰り返す特長がありましたが、特に2022年2月以降はほぼ一本調子で上昇してきています。
トレードの観点からは、売りのポジションを入れたくなるところですが、メキシコペソは高金利ですので売りのポジションを持つと、マイナスのスワップポイントがついてしまいますので
慎重にならざるを得ません。
売りのポジションを持つならあくまでも短期で臨みたいところです。
ウクライナ戦争による世界的な石油供給不安が当面続くことが予想されるうえ、世界的に高水準の金利の魅力からメキシコペソ/円(MXN/JPY)は、当面、上昇するものと思われます。