メキシコペソ/円(MXN/JPY)は、この半年間で3.14%上昇しています。
メキシコペソ/円(MXN/JPY)は、特にロシアのウクライナ侵攻以降、基本的に上昇基調にあります。
現在、メキシコペソには
①ウクライナ侵攻以降、産油国としての強み②世界有数の高金利③日本円の歴史的安値水準
の3つの追い風があるため、上昇基調が続いています。
2022年4月11日に、メキシコペソの追い風のうちの③日本円の歴史的安値水準が約6年ぶりとなる126円台に突入したことで
再び上昇スピードが強まり、直近の高値の目安だったメキシコペソ/円(MXN/JPY)=6.23円を突破して、一時、メキシコペソ/円(MXN/JPY)=6.395円に到達しましたが
利益確定売り等でその後は調整、メキシコペソ/円(MXN/JPY)=6.3円台前半となっています。
メキシコペソの金利は、メキシコ銀行(中央銀行)が2022年3月24日に開催された金融政策決定会合で、政策金利を0.5%引き上げて6.5%となっています。
金利面からもメキシコペソの魅力は増しています。
メキシコ銀行(中央銀行)の次の金融政策決定会合は5月ですが、インフレ警戒を強めていますので利下げは考えにくい状況です。
ですので当面はメキシコペソ高の状況が続きそうです。
2022年4月15日付の日本経済新聞朝刊で、円の見通しについて識者を対象に緊急アンケートを実施し、その内容を記事にしていました。
記事によれば大方の予想では円の130円台までの下落はありうるということでした。
ですので、円安傾向からもメキシコペソの先高観は維持されそうです。
メキシコペソは、新興国通貨特有の政治リスクについてもトルコのように中央銀行総裁が大統領の鶴の一声で簡単にクビになるようなこともありませんし、
隣国はアメリカですので戦争リスクもほぼゼロですので安心して投資できると思います。