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【新NISA】どれが良い?インド株式インデックスを比較・購入方法を分かりやすく説明

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2023年後半から2024年にかけて、それまでなかったインデックス型のインド株を対象にした投資信託商品がiFreeNEXT インド株インデックスとして初めて、大和アセットマネジメントが2023年3月に設定・運用、販売されて以降、相次いで設定、販売されるようになりました。

2024年2月にはオルカンで人気のeMAXISがeMAXIS インド株式インデックスの販売を開始しました。

この記事では、現時点で販売されているインデックス型インド株投資信託商品を比較し、【新NISA】でどのように購入していくのか分かりやすく説明します。




まず、現時点で販売されているインデックス型インド株投資信託商品は以下の通りです。

インデックス型インド株投資信託商品一覧

eMAXIS インド株式インデックス

・購入時手数料
ありません

・運用管理費用(信託報酬)
純資産総額に対して、年率0.44%(税抜 年率0.4%)以内をかけた額

・特長
Nifty50指数に連動する投資成果を目指す。
※「Nifty50指数」は、インドのナショナル証券取引所に上場している、浮動株調整後の時価総額、流動性の基準を用いて選定した50社の株式で構成される株価指数

・分配方針
年1回の決算時(3月5日(休業日の場合は翌営業日))に分配金額を決定
ただし、分配を行わないこともあり。

・設定日
2024年2月22日

・委託・販売
三菱UFJアセットマネジメント

・販売会社
SBI証券

auカブコム証券

松井証券

マネックス証券

楽天証券

SMTAMインド株式インデックス・オープン

・購入手数料
購入申込受付日の翌営業日の基準価額に3.3%(税抜3.0%)を上限として販売会社が定める率を乗じて得た額

・運用管理費用(信託報酬)
純資産総額に対して年率0.308%(税抜0.28%)以内をかけた額

・特長
Nifty50指数に連動する投資成果を目指す。
※「Nifty50指数」は、インドのナショナル証券取引所に上場している、浮動株調整後の時価総額、流動性の基準を用いて選定した50社の株式で構成される株価指数

・分配方針
年1回、毎決算時に委託会社が基準価額水準、市況動向などを勘案して分配金額を決定。ただし、分配を行わないこともあり。

・設定日 : 2023年12月15日

・委託・販売
三井住友トラスト・アセットマネジメント

・販売会社
auカブコム証券
SBI証券
松井証券

iFreeNEXT インド株インデックス

・購入手数料
無料

・運用管理費用(信託報酬)
年率0.473%

・特長
Nifty50指数に連動する投資成果を目指す。

・分配方針
毎年3月12日(休業日の場合翌営業日)に決算を行ない、収益分配方針に基づいて収益の
分配を行う。

・設定日 2023年3月13日

・委託・販売
大和アセットマネジメント

・販売会社
イオン銀行

マネックス証券

株式会社SBI新生銀行

マネックス証券

愛媛銀行

三十三銀行

ソニー銀行

三菱UFJ銀行

auカブコム証券

SBI証券

大和コネクト証券

フィデリティ証券

松井証券

マネックス証券

楽天証券



楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド

・購入時手数料
ありません

・運用管理費用(信託報酬)
純資産総額に対して、年率年0.308%(税抜0.28%)以内をかけた額

・特長
Nifty50指数に連動する投資成果を目指す。
※「Nifty50指数」は、インドのナショナル証券取引所に上場している、浮動株調整後の時価総額、流動性の基準を用いて選定した50社の株式で構成される株価指数

・分配方針
毎年2月15日(休業日の場合は翌営業日)に決算を行い、収益分配方針に基づいて分配を行う。ただし、分配を行わないこともあり。

・設定日 2024年4月5日

・委託・運用
楽天投信投資顧問

・販売会社
三菱UFJ信託銀行

楽天証券

SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド(愛称:サクっとインド株式)

・購入時手数料
ありません

・運用管理費用(信託報酬)
0.4638%程度

・特長
インドの株式市場を代表する株価指数であるS&P BSE SENSEXインデックスの値動きに連動する投資成果をめざす。
※S&P BSE SENSEXインデックスとは、ボンベイ証券取引所(BSE)に上場する銘柄のうち、流動性、取引規模、業種などを代表する30銘柄で構成される時価総額加重平均指数

ブラックロックが運用を行う「iシェアーズ・コア S&P BSE SENSEXインディアETF」を主要投資対象とする

※iシェアーズETFについて
ETF市場シェアNo.1のマーケットリーダー

iシェアーズETFは、世界最大の資産運用会社、ブラックロック・グループが運用する上場投資信託(ETF)

・設定日
2023年9月22日

・委託・運用
SBIアセットマネジメント
ブラックロック・アセット・マネジメント・ノース・アジア・リミテッド

auAM nifty50インド株ファンド

・購入手数料
無料

・運用管理費用(信託報酬)
年率0.4675%

・特長
Nifty50指数に連動する投資成果を目指す。

・分配方針
毎年8月28日(休業日の場合翌営業日)に決算を行ない、収益分配方針に基づいて収益の分配を行なう。

・設定日 2023年8月29日

・委託・運用
auアセットマネジメント

・販売会社
auカブコム証券

SBI証券

松井証券

楽天証券

2024年4月までに上記のインド株インデックスファンドが販売されており、いずれのファンドも新NISAの成長投資枠で投資可能です。




この6つのインド株インデックスファンドを投資目的、信託報酬の観点から比較すると以下のようになります。

インド株インデックスファンドを比較

ファンドをコスト面から比較する場合、最も重要なポイントは毎年発生する信託報酬です。
購入金額が大きいと想像以上の金額になりますので要注意です。

の信託報酬を安い順にランキング
1位 楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド 0.3080%
1位 SMTAMインド株式インデックス・オープン 0.3080%

3位 eMAXISインド株式インデックス 0.4400%

4位 SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド 0.4638%

5位 auAM nifty50インド株ファンド 0.4675%

6位 iFreeNEXTインド株インデックス 0.4730%

上記のように現時点では、楽天とSMTAMが同率1位となっています。
1位と2位以降では、0.14%以上の差があります。

②投資対象について
6つのインド株インデックスファンドの投資対象については、SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンドだけがS&P BSE SENSEXインデックスの値動きに連動する投資成果を目的としており、他はNifty50指数に連動する投資成果を目指すとしています。

SENSEXとNifty50の違いは、前者の方が大型企業のみに構成されているのに対し、後者は一部、中規模の企業が投資対象になることです。
インド経済自体が今後、成長が確実視されていますので、現状では、大きな違いはないと考えられます・

インド株インデックスファンド型投資信託商品を選ぶポイント

短期間に6つのインド株インデックスファンドが発売され、どれにするのか迷う方も多いと思いますが、投資対象にさほど差がないのであれば、信託報酬が
選択する際、最も重視するのが良いと思います。

信託報酬は、毎年発生しますし、インデックス型投資信託商品は、長期に積み立てて運用する方が大半だと思いますので信託報酬が高いか安いかは、軽視できないポイントになります。

信託報酬に比べれば、購入手数料が無料かどうかはさほど重要ではないと思います。

ですので、2024年4月時点では、楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンドもしくはSMTAMインド株式インデックス・オープンを選択候補上位にすることをお勧めします。




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