最近、若い世代を中心に米国株に興味をもつ人が増えているようです。
アップルやアマゾンにフェイスブックにグーグルと日常生活で身近な存在のアメリカ企業に興味を持つ人が増えているのは当然かもしれません。
日本の株に投資する場合、情報入手方法としては、定番の会社四季報(東洋経済新報社)が最もメジャーです。
株価だけであれば、日本経済新聞のような経済紙から朝日・読売・毎日のような一般紙でも知ることができます。
それに対して、米国株の企業情報は、大元の情報が英文ということもあり、なかなか簡単にはいきません。
興味のあるアメリカ企業の公式HPにたどり着いたところで、英語に自信がある人を除けば、日本企業と同レベルの情報が出ていたところで正確に理解することは困難です。
米国企業に関する情報は、日本語化された情報を取得するのが最善の方法です。
具体的には下記の通りです。
■アメリカ株の情報を調べる3つの方法
①日経ヴェリタス
日本経済新聞が毎週日曜日に発行している投資専門紙。
メインは日本株の情報ですが、米国株の情報についても主だった企業の動向については
かなり詳しくフォローしています。
平日は日本経済新聞で株価動向をチェックして、週末に気になる企業の動向を確認という使い方をすることをお勧めします。
②米国株四半期速報
亜州IR社が発行している米国株四半期速報は、アップル、フェイスブック、グーグル、アマゾン等の主要な企業の株価の推移、PER,PBR,ROE等の経営指標、過去5年間の業績の推移、株主構成、地域別売上高等の情報を分析記事を交えてわかりやすく解説しています。
1企業につき、見開き1ページ構成でとても見やすいレイアウトとなっています。
主要な企業の情報であれば、これ1冊で十分といえる内容です。
|
③各種マネー雑誌
マネー雑誌といっても色々ありますが、月刊ネットマネーでは、”米国株を買わないのはなぜですか?”という連載コラムがあります。
このコラムはマネックス証券のアメリカ株専門の担当者が、毎月、業績面で期待できるアメリカ企業をピックアップ、わかりやすく解説しています。
毎回、同業種の日本の企業と比較、分析するというスタイルをとっていることが特長です。このコラムで、あらたな有望企業を発見することも多いです。
④証券会社の情報
米国株を扱ってる証券会社は、マネックス証券、楽天証券、SBI証券等沢山ありますが、その中で情報が質・量とも充実しているのはマネックス証券です。
実際に米国株を取引きするのであれば、手数料も一番安いうえ、取り扱い銘柄数も一番多いですので、米国株専用の口座だけでも開設することをおすすめします。
口座開設すれば、レポート等の情報も制限なく見ることができます。
■まとめ
米国株に投資しようとした場合、どうしてもアマゾン等の自分の知っている企業が対象になるというケースが多いでしょう。
このような、あらかじめ”この企業に投資しようという”ことが明確な場合は、普段は日経等で株価を確認、日経ヴェリタス等で詳細な情報をフォローするスタンスで十分です。
ただ、掘り出し物、”未来のグーグルのような株”を探したいという場合は、米国株四半期速報やマネー雑誌、証券会社のレポート等を活用すると良いでしょう。