米国株を購入したいと思う人の多くは、自分に馴染みのある企業への投資を考えるケースが多いです。
米国株の特長としては、日本だとジャスダック市場に相当するナスダック市場のほうに現在のアメリカの先端IT企業が上場していることです。
グーグル、アマゾンにフェイスブックは、いずれもナスダック市場です。
その点、日本のジャスダック市場に日本を代表するような企業がないのとは大違いです。
■グーグルとアマゾンの業績面での比較について
★株価
2017年8月18日終値は
アマゾン・ドット・コムが958.47ドル
アルファベット クラスA(グーグル)は、926.18ドルとほぼ同水準です。
アマゾンはこの2年間で株価は約2倍。
グーグルは約40%の上昇と差が開いています。
★業績について
アマゾンは2016年12月期で売上高が30%増、同じ期でグーグルは20%増となっています。
利益ではアマゾンが約300%と大きく伸びたのに対し、グーグルは20%弱と利益面で大きな差がでています。
■グーグルとアマゾンの将来性について
ある企業の将来性についての物差し・判断基準の考え方は人それぞれだと思いますが、私の場合は、その企業がターゲットとしている市場の規模を重視しています。
その観点からみるとアマゾンは、ネット販売が主戦場なのに対し、グーグルはその収益の大半を広告で稼いでいます。
つまり、アマゾンは世界のGNPの過半数を占める個人消費市場から利益の大半を得ているのに対し、グーグルは法人企業からの広告市場から収益の大半を得ています。
この2社の将来性はどちらも明るいと思いますが、どちらがより将来性があるかといえば
将来的に全世界の個人消費者をターゲットにネットを通じて、本から家電、日用品に至るまであらゆるモノを売ることを実現しようとしているアマゾンのほうではないかと思います。
実際、アメリカの投資家の間でもこれから先はアマゾンのほうが有力という見方が多く、2017年に入り、アメリカの著名な投資家の一人であるジョージ・ソロス氏が運営するヘッジファンド、ソロス・ファンド・マネジメントは、アマゾン・ドット・コム株を7500株保有したことが報じられています。
■まとめ
私は比較的早い段階からアマゾンを通じて、本を購入していますが、当初のイメージは”ネット上の本屋さん”
それがいつの間にか家電製品から日用品まで何でも販売するようになり、今では、日常生活に欠かせないインフラになりつつあります。
アマゾンは、日本で実現しているようなことを全世界に広めようとしているので、実現すれば一体、これから先、どのくらい成長するのか想像もつきません。
私はすでにグーグルを初期の段階で投資しているということもありますが、アマゾンのほうが投資先としてこれから先、有望だと考えています。