私の外国株投資は、米国株と中国株がメインですが、1部、ベトナム株にも投資しています。
もう10年以上前に”中国株の次はベトナム株だ、今から投資すれば100倍も夢じゃない”と異常なまでに盛り上がったことを思い出します。
確か、当時はベトナム株を購入するには、ベトナム現地に行って口座を開設する必要があるとして、”ベトナム証券口座開設ツアー”なるものが行われていました。
結局、ベトナム株は、騒がれた時がピークで、痛い目にあった人も少なくないと聞きました。
■なぜサイゴン証券(SSI)か?
私がベトナム株を購入したのは、日本の証券会社でも購入できるようになった時からです。購入したのは、ベトナムの証券会社のトップ企業のサイゴン証券(SSI)です。
ベトナム株の個別企業の情報は、現在もそうですが情報が極端に少なく、どの企業かよくわかりませんでしたので、
”ベトナムの株式市場が発展すれば証券会社は儲かるだろう、ベトナムのトップ証券ということは、日本でいえばあの野村証券のような企業だから間違いないだろう”という理由から購入しました。
最小単位の1,000株購入しましたが、その後、株式分割で株数が増加。
現在は2,798株となっています。
そのサイゴン証券(SSI)から、配当金の支払い通知が郵送されてきました。
下記のようにベトナムの通貨単位のドンで表記されていました。
■サイゴン証券(SSI)の配当金明細
・株数 2,798株
・1株単位の配当金 1,000ドン
・配当金合計 2,798,000ドン
・為替レート 0.00472
・税込み配当金 13,206円
ベトナムの通貨単位だと279万8,000ドンもの大金をもらえるように思えるのですが
何せ、通貨の価値が円とは雲泥の差ですので、円表示だと1万3,000円に。
でも初期の投資金が10数万だったことを考えると上出来だと思っています。
配当金で、投資資金はすでに回収していますので、サイゴン証券(SSI)の株を数年前から無料で取得したのに等しい状況になっています。
■サイゴン証券(SSI)の将来性について
サイゴン証券(SSI)は、日本の大和証券が大株主として、様々な援助をしていますのでこれから期待できるのではと思っています。
同じ金融業でもどんな家庭でも必ず必要な銀行口座と異なり、証券会社の利用者は、一定の資産のある人に限られます。
ベトナムの中間層が育ってくるこれからが、サイゴン証券(SSI)の飛躍の時期ではないかと期待しています。
ただ、経験からですがベトナム株はあきらかに中国株より大化けする可能性は低いです。
それはベトナムの人口が中国はもちろん、日本より少ない9,000万人であること、外国の資金が中国株のようには入ってきていないこと等の理由からだといわれています。
これから外国株を始められるのであれば、まず米国株か中国株からはじめられることをおすすめします。