自動車産業ポータルというユニークな事業を展開しているジャスダック市場上場のマークラインズ(東証コード3901)が12月8日に急騰。今週に入っても、勢いが衰えていません。その理由をわかりやすく説明します。
■マークラインズの株価が急騰した理由
マークラインズは、毎月、「情報プラットフォーム」契約企業数の月次推移を公表していますが、12月8日に発表された11月の月次推移で契約企業が37社増加したことが材料となり急騰しました。
■マークラインズとはどんな会社
マークラインズは、自動車産業、具体的には自動車メーカー、部品メーカー等を対象に
①自動車の新車情報や開発情報等を提供する情報プラットフォーム
②情報プラットフォームのユーザーに対するプロモーション広告
③産業調査や市場予測、人材紹介等の付帯サービス
以上主として3つのサービスを日本国内の自動車産業をはじめ、中国・米国・ドイツ等の自動車関連産業に提供しています。
現在は、世界30カ国以上、約2,300社を対象に情報サービスを提供しています。
マークラインズは、初期の段階から、英語・中国語でもサービスを提供していることで、今後、世界一の自動車市場となる中国でも相当数のユーザーを獲得していることが強みです。
創業者は、元日産自動車勤務ということもあり、”自動車関連産業がどんな情報やサービスを必要としているのか熟知しているため”、ユーザーの評価も高いものとなっているようです。
特に自動車産業に関連する企業が共通に必要としながら、入手するには手間やコストがかかる世界各国のサプライヤー情報(発注・納入、拠点データ、動向等)がこのサイトで労せずに入手できることが最大の特長です。
■有力投資信託等も投資対象に
マークラインズは、中小型株を対象にした有力投資信託等も投資対象にしていることから、プロでも評価が高いようです。
また、有名な個人投資家も多く保有していると伝えられています。
私も急騰前に中長期保有目的で購入しました。
マークラインズが提供する情報サービスは、これまであるようでないもので、すでに他社が真似しても追いつけないのではないかというレベルにあると思います。
ウオッチする価値はある会社だと考えています。