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投資関係本の書評・感想

「江戸のウォーレン・バフェット」に学ぶ 常勝無敗の株投資術(清水洋介著)の書評・感想

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”「江戸のウォーレン・バフェット」に学ぶ 常勝無敗の株投資術”は、元大手証券会社社員で、ご自身でトレードで実績を上げている清水氏が実際に日々のトレードで実践している酒田法といわれる手法について、事例を交えてわかりやすく解説しています。

■酒田法をベースとした株式トレードのノウハウ本

酒田法というとどこかで目にしたあるいは、聞いたことがあるという方も少なくないと思います。

酒田法は、チャートから株価の買い場・売り場を推し量る、江戸時代に相場師の酒田氏によって開発されたとされるテクニカル手法で、これまで類書で何度も取り上げられています。

私もその類書を幾つか読んだことがありますが、共通していることは”わかりにくいこと”です。

そもそも赤三兵だの3空だのという独特の酒田用語がわかりにくいので、その用語を用いて、白黒のローソクが密集してみるだけで疲れるようなグラフで株価の分析されても、頭にすんなり入っていかない、というのが通り相場です。




本書は、①酒田法であまり役に立たないものを敢えて省略②グラフを最小限にとどめた
③見開き1ページで1項目というスタイルという工夫がなされているため、これまでの類書に比べ、格段に分かりやすくなっていることが最大の特長です。

私自身、これまで酒田法を意識したトレードはしていませんでしたが、”なるほどこれは使えそう”と思えるノウハウが幾つか知ることができました。

酒田法をベースにした本ですが、”酒田法のうち○○と●●は役に立たない”というように、従来ありがちな”酒田法命”的な内容でないことにも好感がもてます。

■内容はトレード経験者向き

著者の清水氏は、手法を用いて実績をあげているので解説に説得力が感じられますし、ある程度のトレード経験者なら明日からでも実践できるような内容になっています。

また、株式セミナーで講師を務められているということもあり、文章が簡潔でわかりやすくなっており、初心者でも十分、理解できると思います。



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