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アマゾンが時価総額でグーグルを抜いた背景と今後の見通し

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もはや、インターネット通販大手というより、世界的なリアル&ネット小売業というべき存在にまで成長したアマゾンが、株式時価総額でグーグルを抜いて、アップルに次いで2位に浮上しました。



■アマゾンの株価上昇の背景

ロイター通信が報じたところによれば、2018年3月20日の米ナスダック市場の終値ベースでアマゾンの時価総額は約7680億ドル(約81兆円)。

グーグルの持ち株会社アルファベットは約7621億ドルと微差ながら、アマゾンが初めて株式時価総額でグーグルを抜いてアップルに次いで2位となりました。

アマゾンは、一般的には”本をはじめとしたネット通販で稼いでいる”という印象が強いですが、実際にはビジネス向けのクラウド事業で収益の大半を稼いでいます。

また、去年から、急速にアメリカのスーパー等のリアルの小売業に進出、アマゾンの影響で大手スーパーが経営不振に陥る等の大きな影響を与えています。

業績面からは、グーグルのほうが利益率等でアマゾンを上回りますが、投資家からすると”ネット小売に加えてスーパー等のリアルの小売に進出”という極めて理解しやすいアマゾンの動きに期待感が高まっていることが株価上昇につながっています。

こうした背景から、アマゾンの株価は、2018年に入りすでに約50%上昇しています。

現在のアマゾンの株価上昇スピードからするとグーグルを一気に引き離すことも十分に考えられると思います。

■先行きがはっきりしないグーグル

一方のグーグルは、”電気自動車等色々やっているようですが、本命は何?”という感じがしなくもありません。

そうした見方が有力になっているためか、グーグルの株価の上昇の速度はこのところ鈍り気味となっています。

グーグルは、収益的には広告業ですので、今後もアマゾンほど、明確な進路を打ち出せないのではないかと思います。

私はどちらも保有していますが買い増しするなら迷うことなくアマゾンと考えています。


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