9月11日の米ナスダック市場で写真共有アプリ「スナップチャット」を展開する米スナップ(SNAP)が下落しました。
これは、ドイツ銀行が投資判断を引き下げたためです。
ドイツ銀行は、米スナップ(SNAP)の投資判断について「バイ」から「ホールド」に引き下げ、目標株価も20ドルから17ドルに下げました。
米スナップ(SNAP)は、2017年3月に大型IPOとしてナスダック市場に上場しましたが、これまで株価の低迷が続いていて、”第二のツイッター”になるのではないかという見方がでています。
■ドイツ銀行が投資判断を下げた理由
①米スナップ(SNAP)の新サービスがアクティブユーザー数を引き上げるには時間がかかると
②スナップの類似サービスを展開するフェイスブックの影響で、広告主の間でスナップへの広告掲載の関心が低下している
等をあげています。
米スナップ(SNAP)の株価は2017年3月の株式新規公開(IPO)価格から約10%下落しています。
米スナップ(SNAP)は、これまで赤字決算続きのうえ、フェイスブックが提供するインスタグラムの伸長により、ビジネスの将来性について疑問符がつけられています。
実際、日本でもインスタグラムのユーザーは女性を中心に増えていますが、身近で「スナップチャット」を利用している人にお目にかかったことがありません。
米スナップ(SNAP)は、フェイスブックからの買収提案を拒否したことで、類似サービスを仕掛けられている側面もありますので、私自身も投資について見送りしています。
当面は様子見した方が良いのではないかと思います。
ただ、ネット企業は何かのきっかけで大化けすることがよくありますのでウオッチはしていくつもりです。