サヤトレード(株式)日々の記録・初心者にも分かりやすく

サヤトレードの考え方やトレード方法を初心者にも分かりやすくお伝えします。

アメリカ株に関する記事

ビヨンドミート(BYND)株価再浮上の背景は中国スタバでのランチ提供か?

投稿日:

植物由来の代替肉を製造・販売するアメリカ・ビヨンド・ミートの株価がこのところ急ピッチであげています。

ビヨンド・ミートは、2019年5月に1株25ドルでアメリカ・ナスダック株式市場にIPOとして上場、その後7月に239.7ドルを高値をつけたあと、急落。

急落の背景としては、ビヨンド・ミートの成功を目の当たりにした食品メーカーの人口肉市場への相次ぐ参入によって、競争の激化が危惧されたからです。




2019年10月に100ドルを下回ったビヨンドミート(BYND)株価は、以降90ドル台と100ドル前後をいったりきたりのこうちゃく状態となっていました。

2020年に入り、コロナショックで50ドル台にまで急落。IPOの初値とほぼ同じ水準にまで下落しました。

しかし、その後、ほぼ一本調子で株価が上昇に展じ、5月12日時点で136.93ドルとなっています。

特に4月下旬以降に株価の上昇に加速がついたような感じですが、その背景としては、
ロイターが”スターバックスが中国でビヨンド・ミートの代替肉ランチメニュー提供へ”と報じたからという見方が有力です。

ロイターによれば、”スターバックスが、ビヨンド・ミートの製品を使用した新たなランチメニューの提供を中国で開始する”ということです。

ビヨンド・ミートは、スタバを通じて、本格的に巨大な胃袋を保持する中国市場に競合他社に先駆けて進出することが、投資家に強く響いたようです。

アメリカと中国の関係は、貿易摩擦・コロナで最悪ですが、中国人はスタバ好きですのでビヨンド・ミートがスタバのブランド力を得て中国市場に進出すれば、短期間に植物由来の代替肉の大きなシェアを占めることが可能になるでしょう。

ビヨンド・ミートは、上場して短期間に株価が高すぎる水準にまで上昇、バブル気味でしたが、投資家の加熱気味の期待に実績が追いつこうといったところにあるのかもしれません。

今後も、ホルダーとしてビヨンド・ミートの動向を注視していきたいと思います。



-アメリカ株に関する記事

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

日経新聞が報じたGAFAに次ぐ有望銘柄ランキングとは?★アドビ、セールスフォース・ドットコムが有力か

日本経済新聞は2018年9月7日に”米市場、次の有望株探し”というタイトルでアマゾン、グーグル、フェイスブック、アップルに次ぐ成長企業について解説記事を掲載しました。 記事では、アメリカで成長株に投資 …

世界のクラウド事業のシェア@トップは断トツでアマゾン、2番手は意外にも?MS

世界に星の数ほどあるIT企業にとって、クラウド事業は有望な市場です。 先週、相次いで2018年7~9月期の四半期決算を発表したアマゾンとグーグルの持ち株会社のアルファベットはどちらもクラウド事業が好調 …

【朗報】楽天証券がアメリカ株の売買手数料を大幅値下げ@業界最安水準に

私は、10年まえからアメリカ株に投資していますが、その当時、アメリカ株について取り扱い銘柄数、注文方法が最も優れていたのが楽天証券でした。 以来、アメリカ株や米国ADR上場のインド株や中国株、ブラジル …

エヌビディア(テイッカーNVDA)が高騰@185ドル越えで過去最高値を更新

アメリカでAI革命の立役者とされる米半導体大手エヌビディア(テイッカーNVDA)が9月15日に6.04%高の179.64ドルと、過去最高値を更新しました。 これは、エバーコアがエヌビディアの目標株価を …

no image

アメリカで高配当株とされる主な企業一覧(2018年)

アメリカ株への投資スタンスとしては、グーグルやフェイスブック、アマゾン等の成長株に投資して、長期保有、”ひたすら株価が倍増する”のを待つという”成長株派”が一大勢力になっています。 一方で、アメリカ株 …