ソフトバンクの総帥、孫正義氏が10兆円ファンドを通じて出資したことで日本で知られるようになったエヌビディア(ティッカーNVDA)。
孫氏は資本金の約5%に相当する約4000億円を出資しています。
孫正義氏といえば、無名時代のヤフーに大規模に出資、大儲けをしていますのでその目利きには定評があります。
なんでもエヌビディアの創業者社長のジェンスン・ファン氏がプレゼンで訪日した時に面会、意気投合したのが出資のきっかけだということです。
エヌビディアが持つ、ディープラーニングの技術が自動運転に活用できると見込まれたことでトヨタ、米テスラ、フォードモーター等の名だたる車のメーカーのビジネスに組み込まれています。
現在、エヌビディアは、AIを用いて、完全自動運転を実現できる技術の開発に取り組んでいます。
■エヌビディアの将来性について
エヌビディアの将来性は、自動運転という未知の巨大市場の中核となるパーツに不可欠となる技術を保持していることをどのように利益に結びつけていくかにかかっています。
アップルのアイフォンのパーツの大部分が日本企業製造の製品であることは知られていますが、一番経済的利益を得たのはアップルです。
ですので、エヌビディアもトヨタや米テスラ、フォードモーターにビジネスの美味しいところはとられてしまう可能性はあると思います。
エヌビディアがビッグビジネスになれるかどうかは、自らが主役となるビジネスを創出できるかどうかにかかっているのではないかと思います。
ちなみに私は、将来性あると判断して長期保有を目的に購入しました。
エヌビディアの株価は、期待先行気味でこの1年間で3倍となっています。
さすがに最近は株価の勢いが落ちています。
今後の株価は、エヌビディアが市場の期待通りの業績をあげられるかどうかにかかっています。
すでにPER的には割高になっていますので、特に短期投資には向かないと思います。