人気の独立系投資信託のひふみ投信が満を持して、販売を開始した外国株に特化した
”ひふみワールド”を2019年10月に設定、販売を開始しました。
筆者は、東京・丸の内のひふみ投信の商品を説明するセミナーに参加し、その投資スタンス、運用方針が理解できたため、投資することにしました。
セミナーは、投資先を決定するためにアメリカの会社に行き、CEO等面談している姿を写真を用いて説明する等、とてもわかりやすい内容で、その場で投資を決断した参加者も多かったようです。
説明会に登壇したひふみワールドの担当者は、以前、某大手金融機関系の投信会社に居たとのことですが、ひふみ投信は、運用資金が前職と比較にならないほど多いので、これまで会えなかったようなレベルの経営者にも面談ができるようになったと述懐していました。
ひふみワールドの運用スタンスとは
ひふみワールドの運用対象は、約4割を占めるアメリカが中心ですが、次いで中国、フランス、イギリスドイツといった国ですが、一方でフィリピンの有力企業にも訪問しており、また、現段階では外国人の投資に制限をかけているインドにも投資対象を広げるとのことです。
投資報告書で実際に投資している企業をみると、アメリカの企業では、クレジットカードでお馴染みのVISAの他、SITEONE LANDSCAPE SUPPLY, INCという造園業者向けの造園用品販売会社にプロレスの興行会社のWORLD WRESTLING ENTERTAINMENT, INCと初めて聞くような企業まで、バラエティーに富んでいます。
また、アルゼンチンのアマゾンと評されているMERCADOLIBRE INCも上位の投資先となっています。
ひふみワールドでは、世界中の成長企業に投資するスタンスですので、日本国内では、ほとんど知られていないような企業が主要な投資先とされていることが最大の特長です。
まさにひふみワールドのキャッチフレーズの”世界にあふれるビックリ!をみつけにいこう”さながらの投資対象となっています。
ひふみワールドの魅力とは?
ひふみワールドの魅力には、国内向けのひふみ投信同様、手数料等が低コストということもありますが、それ以上に外国株を対象にした投資信託商品では皆無といえる”運用者の顔がみえる”投資信託であることに最大の魅力があると感じます。
どうしてこの企業に投資したのかという考えを定期的に運用責任者から直接、ヒヤリングできますので、外国個別企業への投資にも役立てることができます。
元々、筆者は米国株は個別投資スタンスですが、誰もが知るアマゾン、アップル、グーグル等ならともかく、アメリカの成長企業となると経営実態がよくわからないことがネックで、投資する機会がありませんでした。
ひふみワールドを通じて、アメリカの成長企業はもちろん、世界中の成長企業に投資することができますので、アメリカ株をはじめとした外国株に興味はあるものの二の足を踏んでいる方におススメしたいと思います。
筆者は、国内版のひふみ投信はこれまで一度も購入したことはありません。国内株であれば、会社四季報等でさほど知名度がたかくない企業でもある程度、情報が得られるため、日本株については、個別株投資で十分と考えたからです。
アメリカをはじめとした、外国の成長株については、投資判断に資する情報を得られにくいということもあり、プロに任せたほうが良い結果を得られるのではないかと思っています。
ひふみワールドの購入方法
ひふみワールドは、当初はひふみ投信による直販のみですが、主要な証券会社でも順次取り扱われる予定です。
購入方法は、スポット購入、積み立て購入の両方に対応しています。
ただ、可能なら直販で購入されることをおススメします。
以下のサイトから申し込みできます。
https://www.rheos.jp/toushin/