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科大訊飛(アイフライテック)の中国株投資説明会に行ってみた

投稿日:2017年10月29日 更新日:

中国のAI(人口知能)市場でトップ企業と評される科大訊飛(アイフライテック)の投資説明会が東洋証券主催で先日、行われましたので参加しました。



科大訊飛(アイフライテック)といってもご存じない方も多いのではないかと思いますので簡単に企業概要をご説明します。

■科大訊飛(アイフライテック)会社概要

・社名 科大訊飛(カダイジンピ)(アイフライテック)

・設立 1999年

・本社
中国・深セン

・上場市場
深センA株(コード 002230)
※深センA株上場の企業の株を購入できるのは東洋証券等、数社に限られます。また、株価は人民元単位です。
・事業内容
AI(人口知能)を活用した音声技術・サービスを提供

・特色
音声認識・音声合成・機械による翻訳に関する技術は世界トップレベル

マサチューセッツ工科大学が毎年、発表している、”世界で最も革新的な企業50社”で2017年に第6位に選出

私は、中国株は10年以上前から投資していますが、最近、最も興味があるのが科大訊飛(アイフライテック)です。

なぜなら、中国株で最も大化けしたIT企業のテンセントもブレークする前に”世界で最も革新的な企業50社”に選ばれていたからです。

ただ、AI(人口知能)市場といっても現時点では、まだ雲をつかむような話で、資料を読んでも”科大訊飛(アイフライテック)がどう凄い”のかが今一つ分からないというのが実情でした。


■投資説明会で得られた情報

東京・日本橋で行われた東洋証券主催の投資説明会には、約300人近い参加者がいました。土曜日の午前10時から開催にもかかわらず立錐の余地なしという盛況でした。

説明には、中国人女性経営幹部が登壇、同時通訳での進行。

手元に渡された30ページの資料に沿って説明されていきました。

説明の中でのポイントと思った点は下記のようなことです。

①事業領域の多様性
科大訊飛(アイフライテック)が提供するサービスは、医療・教育・公安(裁判等)からスマートシティ、消費者向け製品まで多岐に及んでいること

②広告収入の大幅な増加
ビッグデータをAI技術を用いることでサイトの閲覧者にこれまで以上にマッチした広告を表示させることで広告収入の大幅な増加に成功

③消費者向けの製品ユーザー数の拡大
消費者向けの音声アシスタント製品は、すでに2億のユーザーを獲得

④教育製品の普及
人口知能とビッグデータを活用した教育製品が、約8000万人の教師・生徒に利用されている。教育製品の”智学網”は、中国の上位の高校100校のうち、69校で活用

⑤医療での活用
人口知能が、200万件の電子カルテ、40万件の医療文献や病歴報告を学習済みで、ビジネスに活用する段階に到達している」

また、肺がんの病巣の画像から病名を適切に診断する技術をほぼ達成

中国のビジネスというと”パクリ”というイメージを持つ人は多いようですが、意外なことにAI(人口知能)については、中国が世界最先端の水準にあること、そして科大訊飛(アイフライテック)がトップ企業であることがよく理解できました。


■会場で中国語で話すオバマ前大統領を実演することで音声合成技術の高さを実証

この投資説明会でもっとも驚いたことは科大訊飛(アイフライテック)が誇る音声合成の高い技術を会場で実演したことです。

会場では、スクリーン上にオバマ前大統領が英語でスピーチしているシーンが映し出されました。

それが、講演者が合図すると間髪をいれずに中国語で喋るオバマ前大統領に早変わり。

説明によれば、オバマ大統領が話す英語も中国語も音声合成により作られたということでした。

こうした音声合成というと人工的なトーンが通り相場でしたが、本物の肉声と遜色ない音声が実現されていたことに驚かされました。

オバマ前大統領の地声から話し方の癖までをAI(人口知能)に学習させていることで質の高い音声を提供できるということでした。

最後に中国人講演者の挨拶を即座に日本語訳して”ご清聴ありがとうございました”自然な日本語を自動翻訳機から発信し、終了しました。

こうした技術的な内容がメインの講演は、つい眠くなるものですが、紹介された技術の質の高さに目を見張らされたこともあり、一睡?もできませんでした。


■まとめ

科大訊飛(アイフライテック)の投資説明会に参加して、この企業の将来性に明るいものを感じましたので早速、投資してみようと思います。

現在、株価は日本円で約800円とすでに決して安くない水準となっていることは気がかりですが、今後飛躍的な広がりが見込めるAI市場を考えると今が投資するタイミングではないかと感じました。

また、中国政府がAIを国策として今後、力を入れていくと表明していることも魅力です。

ただ、政治体制が全く異質という中国株特有のリスクは考慮しなくてはなりませんが。

科大訊飛(アイフライテック)については、まだ企業としての評価が定まったとは言い難いですので、あくまでもご参考までにお読みいただければと思います。
↓中国株 おすすめ銘柄 2018一覧の記事はコチラから↓
http://americakabu5050.online/archives/214




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